父の「書」

入院中の父は、何枚もの「書」を書いていろんな方に貰っていただきました。
色紙はすぐに飾れるけど、半紙は薄くてペラペラでちゃんと表具をしないと飾りようがないということで、ほとんどが色紙に書いたもので、半紙に書いたものは数枚しかありませんでした。でも、私の好みはやっぱり半紙に書いた「書」。
父の部屋を整理していたら、未使用の掛け軸なんかも何本も見つかり、「お父さんが最後に書いた「書」だし、ちゃんと残しておきたいね」ということで、母が表具屋さんに掛け軸用に表具を頼んでくれました。
仕上がってきたのがコレ。姉と妹にも一点ずつあります。
元気なときの「書」との違いは一目瞭然だけど、これを書いていた姿と合わせての私にとっては貴重な作品です。