放射線測定器

自宅待機中だった夫の勤務先は、4月1日から稼動開始しました。
諸々整い、来週からは地震以前の通常のシフト勤務も再開し、5月のGWは休日返上で勤務になるかもしれないということです。
この状況で仕事に戻れること、ましてや休日も仕事があるというのは、むしろありがたいくらいだねと話しています。
そんな夫の勤務先から、従業員全員に支給されたのが「放射線測定器」。
日々の放射線量をその場で確認するものではなく、1ヶ月単位で放射線量を集計し、一年間継続して放射線被ばく量を測定していくということです。
家族内に希望者がいれば、5月以降有料(8000円/年)で測定器を貸与してもらえるということで、「mikiちゃんも欲しい?」と聞かれたけど、夫が受ける放射線量とたいして差はないだろうからいいかな〜と思っています。
我が家では、「福島県内の放射線による健康被害は心配に及ばない」と言っている福島県放射線健康リスクアドバイザーでもある長崎大学大学院の山下教授(大丈夫派)と、「福島の人の被曝は長期間になり、生活は広い注意がいるようになる」と言う中部大学の武田邦彦教授(危険派)の、2人の意見を交互に参考にしながら原発の動向を見守っているところだけど、最近の夫は完全に武田教授派に傾いてます。
原発問題で、放射線被害、風評被害、・・・色んな被害を被っている福島県だけど、「避難する、しない」とか「ここまでは安全、いや安全じゃない」とか、家族の中でも価値観、意見が分かれたりする中で、夫婦や家族の関係に亀裂が生じる可能性も低くはないんじゃないかと思ったりして・・・。
これから原発問題が長期化する中で、被害はこういう目に見えないところにもあらわれてくると思うんだけどな〜。