庭の表土除去(土壌処理)

中部大学の武田邦彦教授4/14の自身のHPで、「風に乗って飛んできた小さい放射線の粒は、1ヶ月ぐらい経つと地表に落ちます。だから今は、「空気中」が減って「地表」が増えます。政府は「放射線量が減った」と言っていますが、基本的には「空気中のものが地表に落ちた」ということです。放射線物質は土壌にしみ、道路などもこびりつくので、早めに土壌の表面を少しでも取って畑の隅に積み上げておくことが有効です」と書いていました。
「うちもGW前には庭の土の表面を削り取らなきゃな!!」と宣言していた武田教授派の夫だけど、今日はスコップ片手に土壌すくい。

そして、本日26日付の県内ニュースでも「放射線量高い校庭の表土除去へ」の報が。

郡山市は、原発事故による県の放射線量調査で数値が高かった市内の小中学校、保育所の校庭・園庭について、5センチ程度の表土を除去する独自の対策を県内で初めて実施する。表面の土壌を取り去ることで放射線量の数値を低下させ、児童や保護者の不安解消を図る。原正夫市長が25日、市災害対策本部で記者会見し発表した。今週中にも着手、5月の連休中に作業を終える予定。除去後の測定で、安全と判断すれば校庭・園庭の使用自粛を解除する。作業は民間業者が重機やスコップで行い、土は市内の河内埋立処分場の一角に埋める。
対象の小中学校、公立保育所は次の通り。
▽小学校=大島、金透、薫、桃見台、橘、富田、安積二、喜久田、高倉
▽中学校=郡山一、郡山二、郡山三、郡山五、富田、喜久田
▽公立保育所=鶴見坦、香久池、日和田、桃見台、喜久田、開成、桑野、針生、うねめ、乙高、西田、富田、富久山」
だそうです。

ん〜っ、危険な地域がこんだけあって、土の表面の除去だけでいいの?!
・・・ってか、すでに10日以上も前に「早めに土壌の表面を少しでも取るべし」と言ってる人がいるのに、対応遅すぎだと思うけどな〜。

今日、小学校と保育園に通う2人の子供がいる友達に、「放射線のことで話しがしたいの〜」と誘われて会った私。
小学校では、原発問題が何も解決していない状況だというのに、放射線に関しての説明もなく、昨日からは福島県の食材を使って給食が再開したという話し。
「家では福島県産のものは一切食べさせないで県外のものを買っているのに、学校で食べさせられちゃうなんて・・。原発の影響前は数値が0(超微量)だったのに、たとえ基準値は超えてないから安全と言われても、それは0ではないでしょ」と。・・・確かに。

お母さんたちに「放射線が心配だから避難した方がいいかと思ってる」とか、「給食を食べさせるのは心配」という話しをすると「大丈夫だよ〜。テレビでも大丈夫だって言ってるし、どうしてそんなに焦ってるの?!」と呆れられ、逆に説得される始末で、周囲から完全に浮いていると言う友達。
やっぱり、「避難して行った人は裏切り者」とか、「自分だけ助かろうとしてる」とか、そういう目に見えない雰囲気が漂っているらしいです。

「勉強なんて遅れてもいいし、転居避難するにもお金はかかるけど、借金したって、何したって、健康ならば取り返しはつくよね」という言葉に、頷く私でした。

放射線なんて大丈夫。うちの子は大丈夫」という人たちをムリに説得する気もないし、余計なおせっかいをする気もないけど、「子供の将来が心配」という友達のことは助けてあげなくちゃ〜。

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