4月度の外部被ばく線量測定個人報告書の結果は・・・

夫の勤務先で4/1から従業員全員に支給された放射線測定器」の測定個人報告書が届きました。
報告書の被ばく線量のデータは小数点1位までの表記で、x・y線の測定値は0.2msv/月という結果でした。(同僚の報告書を見たところ、ほとんどが0.2msv/月だったらしい)
「ん〜、報告書の見方もイマイチよくわからないし、小数点第1位までってあまりに大雑把過ぎない?!」ってことで、今回の個人被ばく線量測定サービス及び報告書を作成している会社に電話で確認してみました。
担当者に聞いたところ、小数点第1位までのデータで報告するか、第2位までのデータが必要かは、申し込んだ企業(夫の会社)との契約になるそうで、今回は第1位までの依頼だったということ。
また、このような外部被ばく線量測定個人報告書の作成は、通常は放射線技師や放射線管理区域などで勤務する方に提供しているデータで、今回の原発事故に伴い放射線の取扱いがない一般の企業の従業員の方の測定は異例であり、放射線業務に携わる方のデータも法令でも認められている小数点第1位までのことが多いということでした。フムフム。
で、肝心の被ばく線量ですが、夫の個別のデータを確認していただいたところ、4月の被ばく線量は0.19msv/月でした。
四捨五入で0.2msv/月ってことは、0.15msv/月〜0.24msv/月ってことで、年間で最大約1msvの誤差が生じるってこと。
この誤差って大きくないか?! 毎月、個別に確認の電話をすれば教えていただけるというありがたい対応ではあったけど、だったら最初から小数点第2位まで報告して欲しいかも。
ちなみに、この報告書のデータには通常の生活をしていて自然界から浴びる放射線量の0.08msv(80μsv) は含まれず、この数字は差し引いた数字を報告しているとのことでした。
このデータを見て、多いと思えばいいのか、少ないと思えばいいのか、そもそもの基準を持たない私。担当者の方に「0.2msv/月ってどう判断したらいい数字なのか?報告書のデータが最小検出限界未満(M値)という場合もあるのか」と聞いてみたところ、担当者の方の個人的な見解ではあると思いますが、「福島県の平常時の放射線量から計算すると、原発の事故がなかったとしたら一ヶ月の被ばく線量は0(M値)と表記されるくらいの値のはず。今回0.2msv/月というデータが出ているのは、原発の事故による放射線の影響と考えられる」ということでした。
成人男性の胸の位置で測定したデータがコレなら、子供の高さだったらもっと高いってことかもしれません。
そして、ガイガーカウンターに続き、外部被ばく量のデータも異常値を指しているという事実・・・。
このまま、データが横ばいでいくことを仮定(っていうか、3月のメルトダウンのあの日に、相当な量の外部被ばくをしているはずなので、3.11からに実際の被ばく量は0.2msv/月X12よりかなり多いよね・・)しても、年間で2.4msv/月。
食べ物からの被ばくを考えるのが怖くなります。

  • 「世界もおどろく日本の基準値 2000ベクレル」

「基準値を下回ったから安全」という言い方をやめてほしいと思うのは私だけ?。
比較するなら平常値(原発事故以前の数字で)でやってほしいし、そもそも検出されたデータをそのまま表示してくれれば、あとは消費者が自分で許容できる範囲で買い物するだけの話し。なぜに曖昧にするのって素直に思うんだけど。
かなり、ずぼらで大雑把、神経質の対極にいる私ですら、隠されてると「何かある?!」と勘ぐって、むしろ余計に「福島県産の野菜、ビミョウ・・・」と思ってしまいます。
ちゃんと公表してくれれば、その中で安全な福島県産の野菜なら喜んで食べたいのに・・・。

ガイガーカウンターであちこち計測した様子をブログにアップしたところ、このサイトの管理人さんからメールをいただき、ブログを転載させて欲しいというお話しをいただきました。
「子供たちを放射能汚染から守るため」、色んな情報が詰まったサイトです。興味のある方は、ぜひ見てみてください。
子供を守ろう SAVE CHILD