新聞報道→「福島県全県民202万人の健康調査を実施」

 5/28付 毎日新聞記事より:福島、全県民被ばく調査 数十年単位で追跡

東京電力福島第1原発事故を受けて福島県は27日、約202万人の全県民を対象に被ばく線量調査を実施することを決めた。3月11日以降の行動から線量を予測し、線量が高かった県民を対象に数十年単位の追跡健康調査を行う。県民の不安に応え健康管理をすると共に、データを放射線医療に役立てる。
県災害対策本部で開かれた有識者の検討委員会で決めた。福島県医大や国の関係機関と協力。聞き取りや郵送による問診表で県民の行動を確認し、地域・時期ごとの線量に照合して個人の線量を推定する。数値や健康への評価は、本人に伝える。6月末にも線量の高い地域で数百〜数千人規模で始める。
線量が高い県民に対しては血液や尿、内部被ばくなどの詳細検査を継続的に実施する方針。検討委員会座長の山下俊一・長崎大大学院医歯薬学総合研究科教授は「調査は健康管理プログラムの一環。記憶が薄れないうちに3月11日以降の行動を確認しておいてほしい」と呼び掛けた。】

だそうです。 検討委員会座長が山下俊一って・・・。
福島民報新聞にも、【検討委員会の座長を務める県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一長崎大医歯薬学総合研究科長は、「県民の不安は、どの程度被ばくし、どの程度将来への影響があるのかということ。不安の解消が重要」と述べた。】(※山下氏の名(迷)言→「私は安全を皆さんに言ってない。安心を語っている。」)と書いてあるけど、この人の名前があるだけで不安解消どころか、不安は増すばかり。
重要なのは「不安の解消」じゃなくて、「事実を認識して、正しく対処すること」だと思うのだけど。
とはいえ、何もしないよりはマシとは考えています。

そこで、必要になってくるのは、3.11の地震以降の自分の行動を把握しておくこと。すでに記憶は薄れているけれど、とりあえず、今の時点で思い出せる全てのことは記録しておかなくちゃ。(←福島県の調査に関わらず、自分の総被ばく量を知るためにも必要)

とある火山学者のツイッター情報によると、「放射能による汚染は大きく分けて3回。汚染源からの流出時刻は3/15の0時頃(いわき→埼玉→前橋→新潟)、同日11時頃(飯舘→福島→郡山→那須→日光)、3/21(東葛西)。3回はどれも放射線核種の混合量が違うので区別できる。」とあり、また、「郡山が汚染されたのは15日14時以降。なので、それ以前に避難をした人は被ばくはしていない」という人も。
逆に、郡山市内で15日14時以降外出していた人は、15日から3日間くらいの間は10μsv〜20μsv/hという高濃度の放射線を被ばくしている可能性もあるようです。


私も、これから携帯のメールの送受信履歴や、ブログにアップした記事、facebookのニュースフィードを遡って、どこで何をしていたかを思い出す作業を!! けっこうプラプラしていた気がして、思い出すのが怖い〜っ・・・。

★ 測定日時  5/28 10:00  天気 雲り (窓閉め切り)

★ 測定場所 (60秒間計測後の平均値)
 玄関ホール    床上50センチ 0.37μsv
 リビングルーム  床上100センチ 0.44μsv
 2階寝室     床上100センチ 0.61μsv
 和室       床上10センチ(猫の生活高) 0.23μsv
 庭の中心部     地上100センチ(ほとんど無風) 0.82μsv