がんばれ ナル君  

以前から、食事の後にすぐに吐いちゃうことの多かったナル君。病院で診てもらったりもしたけど、はっきりした原因はわからないまま、胃腸薬を飲ませたり、食べ物が逆流しないようにと食事台を高くしてみたり
なのに、最近は以前にも増してゲボゲボと吐いちゃうことが頻繁にあって、彼いわく『鳴き声もおかしくない?ちゃんと診てもらおう』ってことで、また診察して貰うことにしたのでした。

まずは、病院での体重測定。去年、10/4の予防接種のときには5.06㎏あった体重が4.6㎏に減少していました。食生活は変わらないのに、体重5㎏の猫がたった4ヶ月で約500gも減少するのは減りすぎらしく『ずいぶん痩せたね』と先生。
“胃腸薬を飲ませても、食べるとすぐ吐く”“落ち着きなくニャ−ニャ−と鳴くことが多い”“餓えたようにガツガツと食べる”“水をガブガブ飲み、大量のおしっこをする”などのナル君の様子を伝えると、『血液検査をして内臓疾患などを詳しく検査してみましょう』と言う先生。もちろん、すぐに検査して貰ったのでした。

血液検査の結果、検査項目【T4 甲状腺ホルモン】の結果が基準の参考値よりも若干高めの4.7と出ました。結果から見て【甲状腺機能亢進症】という病気だろうとのこと。先生が言うには、この病気はほとんどが8歳以上の老齢猫に発症する(10頭に1頭はこの病気になっているというデ−タもあるらしい)もので、ナル君のように3歳9ヶ月での発症というのはごく稀(まれ)で、原因は不明なのだそうです
甲状腺ホルモン(動物の体の発育や新陳代謝をうながすホルモン)の分泌が異常に活発になって、急に元気になった、よく食べるのに痩せてくる、神経過敏、呼吸速拍、発情期のように興奮気味といった症状が出るのがこの病気の特徴。猫ちゃん本人は、何もしなくても心拍数が上がって年中100メ-トル全力疾走をしているような状態なのでハカハカと疲れているらしい。かわいそう・・・。猫ちゃんの飼い主さん、こんな症状があったら注意して見てあげてくださいね。
ナル君の場合は【T4 甲状腺ホルモン】数値が4.7と、まだ5.0を超えてはいないので症状も初期段階とみていいだろうし、もし病気が進行していればもっとガリガリに痩せてきてるはずと言われて少しは安心したけど、これからがナル君の治療・闘病の始まりです。私達もナル君と一緒に頑張らなきゃ

まずは1ヶ月間、抗甲状腺剤のチアマゾ−ルを投与してみて、その結果を診てから今後の治療方針を決めていきたいという先生。
動物の薬って、人間の薬と全く同じで、人間用の薬の量を加減して投与するんだって。
投薬の状況次第では、外科的に甲状腺を取り除く手術ということも考えた方がいい場合があるかも(あくまでも結果次第)ということなのだけど、甲状腺の手術は専門的な技術が必要で、もしそうなれば『ここから一番近いのは東京の東大付属の動物病院なので、そこを紹介します』と言う先生。今はそんな大事に至らないことを願っています

猫ちゃんの医療費に保険はありません。なので、もちろん全額自己負担です。これから、どのくらい治療が続くかもわからないけど、ナル君の治療・闘病の記録をしっかりと残していこうと思います。ナル君&カイ君との毎日を残したいために始めたブログだしね。もちろん医療費もちゃんと記録していきます。不幸にも同じ病気になってしまった猫ちゃんがいたら、飼い主さんの参考になればとも思ってます。
今回は血液検査が7000円、甲状腺ホルモン測定は3000円。薬の処方・内服薬料は3500円でした。
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