福島県産の野菜を買いたくない理由・・・

地元の最大手のスーパー(ヨークベニマル)では、「生産者の生活の保護のため福島近県の野菜を販売している」ということで、店内には「がんばろう福島」のスローガンとともに、福島県産野菜の特設販売コーナーが設置されています。
行政の指導だとか、諸々の事情が複雑にからみあって、店頭に置く商品をスーパーの生鮮担当者の判断だけでは決められないという状況なのかもしれないけれど、「生産者の保護」って国や東電がやるべきことじゃないか??
異常な暫定基準値をベースに、消費者に「野菜は安全」だと思い込ませて、「とりあえず安全ということにした野菜」を買わせて、消費者にリスクを負わせるのって違うと思う〜。
3.11以降の一連の原発事件で、それ以前には存在しなかった放射性物質が野菜の表面にくっついたり、根っこから吸い上げられてるのは事実であって、それが少ないとか多いとかの問題じゃなく、存在してること自体が問題でしょ。
私は、「福島の野菜は絶対に口にしたくない」とか、「即健康被害」と思っているわけではないのです。
もし、父の実家である湖南町で採れた野菜を、親戚のおじさん、おばさんから戴いたとしたら、パクパク食べちゃうと思います。
私が納得いかないのは、「それでも野菜は安全」みたいにしちゃって、汚染された野菜も、汚染された土壌も、汚染された福島県も、全てなかったことにしちゃえ的な空気。
「福島の野菜を買う」ってことは、それは決して「生産者」のためじゃなく、巡りめぐって「東電」のためだと思ってるし、生産者が一生懸命に作った野菜は、一般の消費者が購入して生産者を保護するのじゃなく、国や東電が買い取って、生産者を保護してよ〜って思うのは、私が薄情ってこと?? 私が思いやりのない人間ってこと??
福島県の野菜を買えば、東電のためになっちゃうっていうのがシャクでシャクで堪らなくて、ど〜しても納得いかないのですよ・・・。



  • たま〜に作る()夫のお弁当。

ブロッコリーは、アメリカ産99円。今まではアメリカ産より高かった福島県産のお値段は89円。
茹でた人参は、徳島県産。ピーマンは宮崎県。卵は残念ながらの福島県伊達産。卵は怖いかも・・・。
梅干は、一昨年に自分で干した手作りのもの。今年は友達と一緒に梅干し作りをしようと話していたのに、空間も地面も放射能で汚染されて、赤い粒々がウジャウジャ漂う土地で、梅なんか干してちゃいけないよね・・・。